こんにちは!TIPS金山支配人の加藤です。
今、「逆」の動きが通常の動きに比べて楽に、しかもより効果的に筋力アップができると注目されているの知っていますか?ジムに行ったことがある方なんかは、トレーナーがよく言う、戻すときはゆっくりって言う、まさにその戻すときの逆が凄いんです。
ある研究では、階段を「上る」よりも「下りる」方が倍以上も筋力アップ効果があることが明らかになっていたり、普通とは逆方向に足が回るサイクリングマシーンが、心肺に大きな負担をかけられない心不全の方のリハビリで行われていたり、とにかく逆の効果が色々分かってきているのです。こうした様々な逆の動きには、実は更なるコツがあるみたいなのです。それが何と「ゆっくり」行うことなのです。ゆっくり逆の動きを行うとき、筋肉は縮もうとしながら伸ばされる状態になります。このとき、単に縮もうとするよりも筋肉が刺激され、より筋力アップするのです。しかも、筋力アップ効果が高いにも関わらず、逆の動きは、脳が楽だと勘違いするため酸素消費量は少なく、心拍数も通常の動きに比べて減り、楽に行えるのです。凄くないですか?
さらに、筋力アップだけじゃない逆トレのうれしい健康効果が期待できるのです。ある研究では、階段上り下りの比較実験では、階段を上ったグループに比べて下ったグループの方が、血圧、血糖値に関わるグルコース、中性脂肪の値がより減少したという結果が出ていたり、逆トレは「自然と体がバランスをとろうとして体幹トレーニングにもなる」という結果や、「片腕で逆トレをすると、動かしていないもう片方の腕の筋力アップにもつながる」という結果が出ているのです。今こういったメカニズムの解明も含め、様々な研究が続けられているみたいです。
最後に残念なお知らせもしておきます。人は20歳をピークに何もしていないと、年間1%ずつ筋力量が減るって言われているの知っていますか?たかが1%かと思わないでくださいね。60歳になったときには40%も減っているということを想像してみてください。ヒョエーって感じじゃありませんか?
次回は筋トレが嫌いな人でもこれなら続けられる「魔法の筋トレ術」をお送りします。
魔法かけちゃいます!
コメント